復縁したいならストーカーになるな! ストーカーをして逮捕・拘留された事例
目次
ストーカー禁止命令と罰金100万円
すでに私に復縁相談が入った時点でその相談者様は過去に元交際相手にストーカー行為を行っていました。
最初はしつこくつきまとったことによって、「禁止命令」なるものを警察から出されたとのことでした。
そしてそれでもストーカー行為を続けてしまい、禁止命令から3ヶ月後には罰金も払ったとのことです。
その額は本人いわく100万円です。
もしかすると、前科の付かない科料だったのかもしれませんが、そこまでは確かめませんでした。
とりあえずはその100万円を払った日に、メールで復縁について相談されたのが私とのやり取りの始まりでした。
冷却期間のアドバイスを無視して逮捕・拘留
私は、復縁には元交際相手との一切の接触を断つ冷却期間が必要なこと、そしてその冷却期間中に自分磨きをすることの必要性を説きました。
元交際相手への執着が他の相談者様の数倍も強く感じられたので、他に興味を持てるような様々な趣味やスクール、それらの始め方を提案しました。
ですが、夜中に寝付けず思わず衝動的に元交際相手の自宅に押しかけてしまったのです。
特に暴力を振るったということはありませんが、復縁したいという思いは言葉に強く出てしまい、相手に恐怖を与えたことでしょう。
すぐに警察を呼ばれその日の内にストーカー規制法により逮捕されてしまいました。
約3週間近く拘留され、その拘留中に相談者様の依頼で弁護士から私にメールが入り、その事実を知りました。
主な内容は冷却期間を無視してしまったお詫びと、それを守ることができなかった後悔の念でした。
示談金250万円で起訴は逃れる
相談者様に付いた弁護士が優秀な方だったのか、お金の力なのか、もしくは交際相手の慈悲なのかもしれません。
約3週間の拘留後、彼は不起訴になりました。
ただし、示談金として250万円を支払うことになったのです。
分割にしてもらったそうですが、年に5%の利子が付くとのことで大変な負担です。
ストーカーからの脱却
ここまで来ると踏んだりけったりの人生と感じてしまうかもしれませんが、相談者様は現在は相談する立場ではなくりなりました。
そのため、ここから先は「彼」と言う敬称を使わせていただきますが、彼は今、結婚もしてお子さんも2人いらっしゃり、とても元気です。
年賀状のやり取りに近い、年賀メールのやり取りが続いています。
そこで近況報告もいただいております。
どのようにして彼はストーカーから脱却し、幸せな家庭を築き上げたのでしょうか。
それをここで説明させていただきます。
ストーカー行為をしないように心療内科を勧める!
今は復縁アドバイザーの私ですが、学生時代には心理学を専攻していました。
アルフレッド・アドラーやアーネスト・ヒルガードの本を読み漁り、やがては理系の分野の心療内科の本にも興味を示すようになります。
その時の経験から、私は彼に心療内科を受診するように勧めました。
ストーカーしてしまうことが悪いことと知りながらもそれを自制することができず、金銭的に大きな負担を生じても再び繰り返してしまったのは、「あなたが悪いのではなく、病気のせいなのだ」と認識して欲しかったのです。
ストーカー治療プログラム
ストーカーという言葉が定着したのはもう20年以上も前ですね。
今では心療内科によっては、ストーカー治療プログラムという治療法も存在するのです。
心理学や心療内科について詳しい方はご存知かもしれませんが、初回の診断の際に、カウンセリングのような形式でエールブラウン(Y-BOCS)強迫観念尺度テストを行う心療内科がそのようなストーカー行為を是正する治療プログラムを行っています。
集団療法・内観療法などを用いる心の治療です
薬物依存からの社会復帰に近いプログラムと捉えるとわかりやすいでしょうか。
尚、ストーカー治療プログラムを受けた彼は保険が適用されたと言っていたので、彼が支払った罰金や示談金の数十分の1以下の費用で済んだものと思われます。
プログラム終了時には脱ストーカー
プログラムは数ヶ月続きましたが、その心療内科の治療が良かったのか、逮捕という非日常的なショックな出来事が響いたのか、彼はその間、元交際相手との接触を完全に絶っていました。
プログラムに終盤には、個別精神療法という治療がメインとなり、医師との1対1のカウンセリングが中心だったそうです。
1日に元交際相手のことをどのくらいの時間考えているのかを聞かれたりしたとのことなので、私の推測も交えますが、交際相手の名前を突然出されても動じないかや穏やかに話せているかを見られ、感情のコントロールができているのかをチェックしていたのだと思います。
治療開始から数ヶ月が経過し、経過観測と言われた頃にはすっかり元交際相手への執着は和らいだとのことでした。
相当の重症だったと思われる彼でも、数ヶ月で脱ストーカーに成功した訳ですから、元交際相手に過度に執着し、迷惑をかけていることはわかっているのに自制できない方は、心療内科の受診は優良な選択肢の一つと言えます。
ストーカーをして逮捕・拘留された事例のまとめ!
ストーカーの再犯率は、適切な治療を受けない場合、3割以上とも言われているのですが、適切な治療を受けると1割以下に下げることができるようです。
彼のように何度もストーカー行為を行い、警察沙汰になってしまうと、もう復縁は諦めるしかありません。
反面教師という訳ではありませんが、こうなってしまう前に何かしらの手を打たねばです!
まだそこまで行っていないという方は、是非、ストーカー行為またはそれに類似する迷惑行為を是正する行動を取ってください。
それには心療内科の受診という選択肢もありです。
元交際相手への接触を自制し、冷却期間をしっかり取ってその間に自分磨きをコツコツ行えば、復縁できる可能性は十分にあります。
くれぐれもストーカー行為だけはしないように注意しましょう!
それは復縁確率を限りなくゼロに近づけてしまう危険な行為なのですから!」
復縁サポートのオススメランキング
ストーカーをして禁止命令を出されて罰金を払うことになったり、逮捕・拘留・示談金といった悲劇を起こさないように自制心を強く持ちましょう!
それが難しいようであれば、心療内科を受診しましょう!
近くにストーカー治療プログラムのような治療を行っている心療内科がないようであれば、ストーカーリカバリーサポートのような専門の支援団体があるので電話相談してみるのも良いでしょう!
そしてその上で復縁をしたいというのであれば、復縁アドバイザーの所属しているメール相談サポート付きの復縁マニュアルを利用してみてください。
復縁アドバイザーは、医師ではないので治療はできませんが、復縁するために何をすべきで何をしてはいけないかをアドバイスすることはできます。
もともとブログでは、復縁アドバイザーが監修しメールでアドバイスしてくれる口コミ評価の高い復縁マニュアルを特集しておりますので、興味のある方は是非、ご覧になってください。
この中には私がメールサポートをしているものもあります。
比較検討していただき、当ページをご覧になった方からの相談を受けることができれば幸いです。
私が最も印象に残っているのは、ストーカー規制法で逮捕されてしまった方の事例です。
相手のことを考えずに自分本位の過激な復縁を迫ってしまうとあり得るケースですので、注意喚起のためにその事例を公開させていただきます。
ちなみにその相談者様は男性です。